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 韓国ソウル特別市の物産や情報を北海道内に向けて発信するアンテナショップ「ソウルプラザ」が6月にも新千歳空港に誕生する。道が昨年10月にソウルと友好交流協定を締結、経済・文化交流を活発化することになったが、ソウルプラザはその一環。年内にはJR札幌駅のJRタワー内にも同様のプラザを設置する方向で検討している。(写真は、12月に発足した北海道・ソウル親善交流協会の発足式)


 既にソウル市江南区新沙洞には、北海道の物産類を集めたアンテナショップ「北海道プラザ」がオープンしており、道とソウルの交流が活発化しそうだ。
 道とソウルが昨年、1988年の東京に次いで友好交流協定を結んだことで、道内の行政や経済界は交流深化に向けた受け皿づくりを強化している。
 韓国側は、昨年11月に「ソウル・北海道親善交流協会」を設立、道側も12月に入って「北海道・ソウル親善交流協会」を発足させている。
 ソウルの親善交流協会では、メンバーの経済人らがソウル市江南区新沙洞のPODOビルに「北海道プラザ」を設置し、昨年12月初めにはまず北海道の食材などを使った日本料理店を先行オープンさせ、今年2月には道産のジャムやジュース、水産加工品など約40品目を紹介・販売するコーナーも設けた。
 今後、順次品目を充実させていき、ソウル市内における北海道の情報発信の場として物産だけでなく観光情報なども提供していく。
 これに呼応する形で、道の親善交流協会のメンバーらが「ソウルプラザ」を新千歳空港内に設置することになった。現在、増設工事が進んでいる国内線ターミナルビルの飲食・物販プロアーの一角に6月ころにはオープンさせる意向。
 関係者によると、「ソウルの物産の中でも、人気料理店でしか買えないものなどを揃える考え。韓流スターのグッズも用意したい」と言う。
 また、JR札幌駅のJRタワー内にある商業施設ステラプレイスにも同様のソウルプラザを設置し、空港と駅からソウルの情報を発信していくことにしている。
 4月16日には、道親善交流協会の坂本眞一会長(社団法人北海道観光振興機構会長)や山本邦彦副会長(北海道空港社長)など主要メンバーがソウル市を訪問し、現地の交流協会メンバーらと親交を深める予定。
 それに先立って3月20日にソウルで行われるソウル国際マラソンに、北海道マラソンに上位入賞した選手2人が招待選手として参加する。今後、野球やサッカーで子供たちの交流も行っていく。


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