環境ベンチャーのヒューエンスが中国・北京市にオゾン脱臭装置を納入

経済総合

 水と空気の浄化システムを手がけているベンチャービジネス、ヒューエンス(本社・帯広)は、1月24日、中国・北京市のゴミリサイクル会社に「旋回噴流オゾン脱臭装置」をプラント輸出することで合意した。


 旋回噴流オゾン脱臭装置は、ゴミ処理などの過程で発生する臭気を物理化学的に処理するシステム。湿度に影響されず、効率的に脱臭できるのが特徴で、季節によって臭気濃度が変化する場合にも対応できる。
 ヒューエンスは北大の技術をベースに大学発ベンチャーとして1999年に創業、オゾン脱臭装置のほかにもオゾン排水処理システムなど、オゾンをコア技術として水、空気の環境浄化システムに特化した研究開発を進めている。
 北京に納入する旋回噴流オゾン脱臭装置は、北京市の食品残渣のリサイクルの過程で発生する臭気等を浄化するもので、国の施設に導入されるという。
 納入価格は4000万円。ヒューエンスは商社を使わず、地縁・人縁の独自ルートで中国ビジネスに結びつけた。
 同社の設楽守良社長が、1月25日、札幌市内の京王プラザホテルで行われた北海道経済活性化フォーラムで明らかにした。

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