オーロラタウン、ポールタウンなど「さっぽろ地下街」を運営する札幌都市開発公社(本社・札幌市中央区)の社長に札幌市の水道事業管理者の渡邊光春氏が就任する。渡邊氏は3月末に市役所を退職し、6月の同社株主総会後の取締役会で就任する。(写真は、さっぽろ地下街)
札幌都市開発公社は、札幌市や札幌商工会議所、日本政策投資銀行などが出資する第3セクター。市の助役(副市長)が歴代社長を務めてきたが、上田文雄市長時代に日本政策投資銀行の札幌支店長だった野川晃一氏が社長に就任。その後、北洋銀行出身の佐藤幹氏が就任し、2012年6月からは小澤敏美氏が社長に就いていた。
水道事業管理者の渡邊氏は、経済局長時代に同社の非常勤取締役も務めたこともある。
同社の15年3月期決算は、売上高19億5700万円、経常利益9300万円で14年3月期比1・5%の増収、35%の減益だった。