スイーツ王国として全国ブランドに広がりつつある札幌の洋菓子。その仕掛け人が、「きのとや」の長沼昭夫社長。5年前から行政や商工会議所を交えてスイーツ王国推進協議会を結成、ご本人も「こんなに知名度が上がるとは思わなかった」と時代にマッチしたタイミングの良さに我ながらアッパレの様子。


さて、長沼さんが今度狙っているのは、札幌中心部をオープンカフェの似合う街にしようという作戦。この5月にオープンした大通ビッセ(北洋大通センターの商業施設部分)ではオープンカフェが実現したが、今後は日生ビルに入っているゴディバが続く見通し。さらに、数年後に建設される秋田銀行・石屋製菓ビルや三井不動産札幌ビルなどにもスイーツの店が入ると予測され、そうなれば相次いでオープンカフェが登場することになる。
長沼さんは、「札幌はロマンチックでおしゃれで都会的な雰囲気がある。だからこそオープンカフェが似合うのです。昨年、ドイツのフランクフルトへ行ってきましたが、札幌と同じように冬は寒いが、夏場はオープンカフェが通りにいっぱい溢れている。フランクフルトのようなオープンカフェの文化を札幌に根付かせたいですね」と夢を膨らませる。
いずれ札幌中心部の駅前通がオープンカフェが並ぶ「スイーツ通り」と呼ばれることになるかも知れない。

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