6月の第2週から北海道内の吉野家全店で北海道米の新品種「そらゆき」の使用が始まった。多収栽培ができる「そらゆき」は、これまで業務用の主流だった「きらら397」に置き換わる北海道米として期待されている。P1080517(写真は、吉野家の札幌南4条西3丁店)

 吉野家の牛丼には、きらら397を含む北海道米が使用されている。ホクレン農業協同組合連合会では、「きらら397」と炊飯米の粘りや柔らかさは同程度だが、収量性が高く(108%)、耐冷性・いもち病抵抗性が強い「そらゆき」に段階的に置き換えて行くことにしている。
 
 吉野家は6月8日の第2週から道内全22店舗で使用する牛丼のコメを「そらゆき」を含む北海道米100%のブレンド米に切り替えた。そらゆきは、昨年度の作付面積が40haで等級品生産量も228t。きらら397の2万409ha、10万5651tに比べるとまだまだ少ない。このため、そらゆき使用の牛丼は在庫がなくなった段階で終了し、きらら397を含むブレンド米に戻る。
 
 その意味では限定牛丼とも言えそう。「そらゆき」が入ってパワーアップした北海道米を使った吉野家の牛丼を食べてみてはいかが。


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