キャリアバンク(本社・札幌市中央区)の佐藤良雄社長がこのほど中国で行われた「第11回中国ヒューマンリソースサービスサミットフォーラム」で表彰された。中国内の人材派遣業界に貢献したとして日本人初の受賞となった。IMG_9888(写真は、第11回中国ヒューマンリソースサービスサミットフォーラムの表彰式に臨む佐藤良雄社長=右端。キャリアバンク提供)

 キャリアバンクは、佐藤社長が代表を務めるSATO社会保険労務士法人が上海にオフィスを構えるなど中国市場に進出している日系企業を中心に事業展開している。
 上海オフィスを足掛かりに中国内の人材派遣会社や給与計算会社などヒューマンリソース業界との関係が強まり、佐藤社長は2年前から中国の主要なヒューマンリソース会社が参加して年1回開催されるサミットフォーラムに参加、昨年は日本の状況を報告するセミナーにも講師として参加している。
 
 中国の国内では労働者派遣法が強化されるなど転換期にあり、日本に見習おうとする業界の空気が強い。日本が労働者派遣法などの規制強化にどう対応してきたかについて視察団を派遣することも増え、佐藤社長はこうした視察団の受け入れにも尽力してきた。
 
 こうした貢献が中国の業界で評価され、4月19日に深圳(しんせん)で開催された第11回のサミットフォーラムで表彰された10人のうちで日本人として唯一人表彰された。


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