札幌を南北に貫く石山通(国道230号線)の南6条に巨大ウォールが出現した。石山通を定山渓方面に走ると文字度通り行く手を阻むように建つ建物は、パチンコ・スロットの新和グループ(本社・札幌市)が建設中の「プレイランドハッピー南6条店」だ。今冬オープン予定で、巨大な城塞のような建物は周りの景色を一変させてしまうような存在感を放っている。(写真は、姿を現したプレイランドハッピー南6条店)
この建物が建つ場所は、札幌市中央区南6条西10丁目。土地面積約1000坪を使用した建物で、新和グループにとっても最大級のパチンコ・スロット店舗になる。土地は、札幌のタクシー会社、北交ハイヤーの所有で、新和グループが30年間の定期借地権で借りうける。総投資額は約35億円とされ、新和グループにとっても1店舗にかける投資額としては過去最高水準。
これまでフェンスに覆われて外観がはっきりしていなかったが、最近になって覆いが撤去され、同社のプレイランドハッピーに共通する白色系の落ち着いた外壁がくっきり見えるようになった。まるで石山通の南下を食い止めるように建つ巨大ウォールといった風情だ。
新和グループは、今冬に「プレイランドハッピー南6条店」としてオープンさせるが、正栄プロジェクトの「イーグルキャパシティ南7条店」(南7条西10丁目)が隣接、太陽グループの「パーラー太陽南6条店」(南6条西9丁目)も近くにあって、パチンコ・スロットのホットゾーンになるのは確実。地場パチンコ最大手の新和グループが他のライバル各社を睥睨(へいげい)するような巨大施設が間もなくオープンする。