オフィスビルやマンションの賃貸業などを展開するキタコー(本社・札幌市)が、札幌市中央区北4条西18丁目の旧国家公務員宿舎桑園住宅の敷地約3300㎡を落札していたことが分かった。同敷地は道財務局が6月19日に実施した一般競争入札による売り払いの対象で6社が応札、キタコーが6億8000万円で落札し、7月14日に売買契約をした。(写真は、キタコーが取得した国有地。右の通りが北5条手稲通)
キタコーが取得した北4西18の国有地には、現在も4階建て宿舎2棟(延床面積約2500㎡)が残っている。現状渡しと見られ建物の解体は落札者が実施する模様。用途地域は商業地域。落札価格6億8000万円から解体費用を除くと坪単価は約68万円。
敷地は、北5条手稲通に面した北向きの一角で、札幌龍谷学園高校と背後で隣接している。「解体費や建築費が高騰していることもあり活用策は未定」(キタコー)としている。