IMG_7859IMG_7856 道と札幌市、一般社団法人北海道貿易物産振興会は、10日から札幌市中央区のホテルロイトン札幌で「第30回北海道産品取引商談会」を始めた。過去最多となる道内企業351社が出展、国内外の流通バイヤー約1600人が参加する。今回、初めて工芸品などの非食品も36社が出展、2016年3月に迫った北海道新幹線開業に向けて北海道と東北の生産者らによるマッチング商談会も実施されている。会期は11日まで。(写真左は商談会会場、写真右は挨拶する高橋はるみ知事)
 
 出展業種は、水産87社、農産91社、畜産乳製品40社、菓子75社、飲料11社、非食品36社などで道内29市、46町、2村から351社が集まった。バイヤーは10日が百貨店、生協、スーパー、コンビニエンスストアなどで11日は問屋や卸、外食、ホテルなどのバイヤーが参加する。
 
 商談会会場には青函コーナーも設置され青森企業8社、道南企業6社が出展、道内企業を対象にした商品のブラッシュアップ商談会も行われる。また、ほくほくフィナンシャルグループなどが主催し東北の青森銀行、みちのく銀行、荘内銀行など10行の協力で、北海道と東北の生産者・食品製造事業者25社による6次産業化商談会も実施されている。
 
 会場を訪れた高橋はるみ知事は、「本道の経済活性化に向け食の総合産業化による食産業立国を推進しているが、北海道新幹線の開業まで残り2年を切り、開業効果を全道に波及させるべく取り組みを強化している。今回は青森県や北洋銀行、北海道銀行、北陸銀行などと連携し道内や東北の方にも集まっていただくビジネスマッチングも行い、東北地域との連携を強化し両地域の絆を深める場を新たに設けた。生産者や企業の熱意を受け止めていただき、より多くの優れた道産品を全国各地の消費者にお届けいただけるようお願いしたい」と挨拶した。

この記事は参考になりましたか?