札幌市中央区の市電通り沿いにシャッタービル、呉服の「大松旧札幌店」(南1西5)はどうなる

経済総合

IMG_1529 総合ファッション製品の企画やアパレル・テキスタイル・呉服の生産販売大手、大松(本社・京都市)の旧札幌店の行方が不動産関係者などの関心を呼んでいる。旧札幌店は、同社の呉服事業部の支店で札幌市中央区の市電通り沿いの南1西5にあって、現在は写真のようにシャッターが閉まった状態。売却か、建て替えか、賑わいのある通りだけにどう再活用されるのか注目される。(写真は、シャッターが閉まった状態の大松旧札幌店社屋)
 
 大松札幌店は、昨年9月に移転、現在は北5西14の繊維商社などが集まる地区のビル内に移転した。大松は、1961年に南1西5の市電通り沿いに路面店として札幌店を開設、84年に新社屋を建設し築30年が経過している。
 
 旧札幌店の不動産登記簿を見ると、3月25日現在、土地建物の所有者は大松で70年以降、代わっていない。また抵当権も70年以降、一度も設定されていないことが窺える。土地は約200坪で建物は3階建て。市電通りの南一条に面しているため、シャッターが下りたビルは、周囲の賑わいから取り残されたスポットとして逆に目立っている。
 売却か、建て替えか――不動産関係者だけでなく市電通り界隈の商業者やビル所有者の関心を集めている。

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