エスコン(東京本社・東京都港区、大阪本社・大阪市中央区)が、札幌ススキノのダンスクラブ「キングムー」跡地に建設中のホテル「ランドーホテル札幌ヘリテージ」(札幌市中央区南7条西4丁目424-10)の姿が見えてきた。シックなトーンながら存在感のある外観が印象的で、南7条から南9条にかけて広がるススキノのディープスポットに、新たなハレ空間が2026年7月から登場する。
(写真は、外観が見えてきた「ランドーホテル札幌ヘリテージ」)
「キングムー」は、バブル期に一世を風靡したダンスクラブ。バブル後も運営者が変わりつつも、ススキノの世相を反映するカウンターパワーとして存在感を放っていた。しかし、2023年5月に閉館。その後、土地建物はエスコンが取得、奇抜な外観の建物は解体された。この跡地を利用して、2024年春から建設が始まったのが、「ランドーホテル札幌ヘリテージ」。
ホテルのコンセプトは、「SUSUKINO-MIX」で、立地場所にちなんで3つの時代に分け、それぞれの時代を象徴する意匠を混ぜ合わせた空間にする。1つ目の時代は「キングムー」の存在を投影した時代。外観は、キングムーを彷彿させる岩肌のような塗装にし、重厚感と存在感を醸し出し、共用部に「キングムー」で実際に使われていた内装の一部を再利用して歴史を継承する。
2つ目の時代は、札幌黎明期の「和モダン」。共用部の「ウォームカフェラウンジ」には、暖炉や曲面天井、格子窓を配して札幌の黎明期の空間を醸し出す。3つ目の時代は、札幌開拓期の「大自然」。開拓期の木材やタイルなどの天然素材を取り入れて、温かみのある空間を生み出す。客室は125室。4~5人の団体客が快適に宿泊できるゆとりある客室とし、長期滞在を目的としたインバウンドや国内グループ客が利用しやすいように、全客室にユニットバスやキッチン、洗濯機を設置する。最上階には、広さ約30坪(100㎡)超のプレミアムルーム3室を計画、家具や設備をハイグレードな仕様にする。
敷地面積は約443坪(1463・09㎡)、鉄筋コンクリート造、地上14階、延べ床面積約2728坪(9004・49㎡)。客室面積は約8坪(約28㎡)~約30坪(約108㎡)。運営はSatisfill(本社・福岡市中央区)が行う。すぐ近くの、南6条西5丁目には、Satisfillが展開しているホテル&レジデンスの「ランドーレジデンスすすきのスイーツ」がある。こちらは1フロア1ルーム、全室60㎡以上のレジデンス型ホテル。同じ界隈に、2つの「ランドーホテル」が共存することになる。



































