JR札幌駅南口に近く、地下鉄さっぽろ駅と直結した抜群の立地環境の下で2025年12月20日(土)、「ザ・ゲートホテル札幌by HULIC」(札幌市中央区北3条西3丁目1-44)が開業する。駅前通と北4条通が交差する場所にあった、旧みずほ銀行札幌支店ビルの建て替えに伴って竣工した複合施設「ヒューリックスクエア札幌」の上層部で展開するもので、「ザ・ゲートホテル」としては国内7軒目、東京以北には初進出になる。
(写真は、「ザ・ゲ―トホテル札幌by HULIC」が入る「ヒューリックスクエア札幌」)
「ザ・ゲートホテル札幌by HULIC」は、旧富士銀行系の不動産管理会社からスタートした不動産開発会社、ヒューリック(本社・東京都中央区)の100%子会社、ヒューリックホテルマネジメント(同・同)が運営する。「ヒューリックスクエア札幌」の10階から20階に入り、館内は、ブリックレッド、フォックスブラウン、ストローイエロー、ブラックをイメージカラーとして採用、北海道らしさを体感できるようにしている。10階のロビーには、吹き抜けのラウンジが併設され、開放感ある空間が広がる。大きな窓からの眺望が楽しめ、暖炉の火が非日常感を醸し出す。
(写真は、10階の吹き抜けロビーラウンジ)
(写真は、「グリルアンカーサッポロ」で提供するランチ例)
同じく10階にあるレストラン「アンカーグリルサッポロ」は、木のぬくもりが感じられるオープンキッチンスタイルで、調理の臨場感を体感できる。ランチタイムには、季節で変わる3種類のランチ、ディナータイムは、地元食材を使った料理を提供。朝食は、3種類のメイン料理から選べるセミビュッフェスタイルで、オリジナルメニューには、おぼろ昆布と鮭節のおかかご飯がある。石井高宏総支配人は、「肩ひじを張ったようなグルメというよりは、普段使いに気軽に楽しめるレストランを目指している」と言う。
レストランでは、サッポロビールのワイン「グランボレ―ル」の「余市ケルナー」と「余市ツヴァイゲルトレーベ」も用意する。白いワインの「余市ケルナー」は、華やかな香りと程よい酸味、口に含んだ時のほのかな甘みが特徴で、グリルの海鮮料理に合う。赤ワインの「余市ツヴァイゲルトレーベ」は、ジューシーな果実感と胡椒を感じさせるようなスパイシーさが特長で、グリルの肉料理に合う。
(写真は、「Luxe King」の客室)
(写真は、「THE GATE」のリビング室)
客室は11階から20階、全6タイプ172室。ホテルステイを堪能したい人向けの「Classy」(28~35㎡、定員1~3人、69室)、各階1室のコーナールーム「Luxe」(40㎡、同1~2人、7室)、20階のコーナーに位置するスイートルーム「THE GATE」(64㎡1~2人、暖炉付き、1室)などのタイプがある。11階には、「ザ・ゲートホテル」の中で初めて導入した大浴場を設置したほか、トレッドミル、バイクなどを揃えたフィットネスルームがあり、20階には、4タイプの宿泊者限定プレミアムラウンジがある。
石井総支配人は、「12月から1月にかけての予約状況は、予想よりも上振れしている。5割以上がインバウンドの利用客。中国人観光客の渡航自粛でキャンセルが出ているが、他国から宿泊予約が増えており、大きな影響はない見通し」と話している。ヒューリックホテルマネジメントの大町祐輔社長は、「日本を代表する観光地・札幌でホテルを立ち上げるのは、当社の願いだった。札幌の経済を牽引する役割を果たしたい。他のホテルとの差別化に繋がる取り組みとして、レストランの直営がある。お客さまとのタッチポイントを重視しており、会話を通じてサービスに反映していくほか、ニーズに応えたメニュー提供も柔軟に対応したい」としている。



































