新築・分譲マンションの明和地所(本社・東京都渋谷区)が、札幌市中央区のススキノでホテルの建設に入っている。竣工は、2027年12月頃になりそう。(写真は、明和地所がホテル建設を開始した場所)
建設場所は、地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」5番出入り口付近の南5条西1丁目2-23。以前は、「豊水SS・塚本パーキング」があった場所」。このパーキングが建設されたのは、1990年代初頭。当時の塚本産業(本社・東京都中央区)が土地建物を所有していたが、その後、旧北海道拓殖銀行によって競売に付され、1999年にカンエイ実業(同・札幌市中央区)が取得。2023年12月になって、明和地所が条件付きで土地建物所有権を仮登記、2024年2月に本登記した。
パーキングの解体工事は同年3月から始まり、同年5月頃には更地になった。ホテルの建設工事は、2025年4月頃から始まっている。敷地面積約77坪(257・34㎡)のうち、建築面積として約57坪(190・61㎡)を使って、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上12階建てのホテルを建設する。延べ床面積は約606坪(1999・91㎡)、建築物の高さは47・83m。建築主は、明和地所札幌支店(札幌市中央区)、設計、監理はアイエーシー(同)、施工は鈴木東建(本社・札幌市西区)、工期は2027年11月29日まで予定されている。
建設地の向かい側には、2021年9月に「すすきのグランベルホテル」が開業し、さらに翌2022年9月には「相鉄フレッサイン札幌すすきの」が開業している。明和地所は、2024年2月にホテル開発事業部を新設しており、ススキノのホテルは、1号物件となりそう。