JR北海道スタートレイン計画、「赤い星」「青い星」の車両内外装イメージ固まる

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 JR北海道(本社・札幌市中央区)は、沿線とともに北海道を活性化する「スタートレイン計画」で走行させる新しい観光列車「赤い星」「青い星」の運行開始時期と車両の内外装イメージを公表した。「赤い星」は、2027年2月、札幌~網走間から運行を開始、「青い星」は、2027年6月、旭川・美瑛~富良野間から運行を開始する。(写真は、「赤い星」の外形イメージ)

「赤い星」は、キハ143形の外形をそのまま生かし、北海道開拓のシンボルである「赤星」をイメージして、外装は深みのある赤色にした。星形のエンブレムやマークを前面側面に取り付け、高級感が感じられるデザインにする。
 内装は、天井、床、壁に木材を使用して、ラグジュアリーな雰囲気を演出。1号車は、ボックスシートに加え、サロンも設ける。2号車は、さまざまな形状の椅子やテーブルを設置、食事や休憩ができるフリースペースのラウンジカーとする。3号車は、半個室席を設置、4号車は、自分の家にいるような空間を目指し、床を畳敷きにして、足元まで広がる展望を独り占めできる、車両全幅を使用した広い個室を車端部に設ける。

(写真は、「青い星」の外形イメージ)

「青い星」の外形は、同じくキハ143形をそのまま生かし、運行予定の富良野線沿線のラベンダーや青い池をイメージした青色とした。星型のエンブレムやマークを車両前面や側面に取り付けて、高級感を出すようにする。
 内装は、プレミアムクラスでは、木材を使用した腰掛けやテーブルを設置した4人掛けボックス席とする。各号車には、大きな窓を設けて、風景が楽しめる展望車を設置する。

「赤い星」は、2027年2月~3月に札幌~網走間、同年4月~7月は釧路~知床斜里間、同年7月~11月は旅行会社主催による貸し切り列車として道内クルーズを行う。「青い星」は、同年6月~9月に旭川・美瑛~富良野間をそれぞれ運行する予定になっている。

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