「アパホテル」を展開しているアパグループ(東京本社・東京都港区)は、札幌駅の駅前で計画しているホテル開発を当初の318室から500室に増室、名称を「アパホテル&リゾート〈札幌駅前〉」に決めた。また、新たに駅前に土地を確保してホテル開発を進め、「アパホテル〈札幌駅西〉」の建設も決めた。(写真は、「アパホテル&リゾート〈札幌駅前〉」の建設場所)
(写真は「アパホテル〈札幌駅西〉」の建設場所)
「アパホテル&リゾート〈札幌駅前〉」は、札幌市北区北8条西4丁目16-1他7筆(地番)の土地を利用して建設する。当初は、318室での計画だったが、隣接地を取得できたことから500室規模に拡大し、宿泊だけでなくプールや大浴場を併設することにした。敷地面積は約362坪(1195・02㎡)、14階建て、延べ床面積約2866坪(約9460㎡)、開業予定は2027年春頃。客室に日帰りで滞在できる「湯ったり日帰りプラン」も利用可能とすることで、滞在を楽しむことができる「駅前アーバンリゾート」をホテルのコンセプトにする。
新たに、同市北区北6条西6丁目3-1の約129坪(428・92㎡)の土地も取得、「アパホテル〈札幌駅西〉」を建設する。11階建て、延べ床面積約833坪(約2750㎡)、客室数は168室、こちらも2027年春頃の開業を予定している。アパグループは、今後、開通予定の北海道新幹線によって、札幌駅周辺の宿泊需要増が見込めるとして、札幌は、全国的にも最重要エリアとみている。市内3000室の展開を目標としており、今回の2棟と建て替え中の1棟で計10棟、2995室を達成する。