トキエア「丘珠ー新潟」就航1周年記念、新潟の美食旅「ガストロノミー」宿泊補助券付きペア往復航空券プレゼント

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 トキエア(本社・新潟市中央区)は、2024年1月31日に丘珠と新潟間に就航してから間もなく1周年になることを記念して、新潟県旅館ホテル組合と共同で、ペア往復航空券と新潟の美食旅が楽しめる、ペア2万円の宿泊補助券が当たる道民限定キャンペーンを開始した。専用フォームから応募すると、5組10人にプレゼントされる。応募受け付けは、同年12月1日まで。(写真は、「にいがたお宿のガストロノミー」を紹介する新潟旅館ホテル組合の柳一成理事長)

 新潟県では、県が率先して新潟の歴史、文化、風土によって生まれた、その土地だけの食文化(ガストロノミー)を広く観光業界に浸透させる施策を展開している。2022年には、県主催の「新潟ガストロノミーアワード」が創設され、観光業界と共同で「にいがたお宿のガトスロノミープロジェクト」も推進するなど、全国でもガストロノミーの先進地域として知られている。

 トキエア就航1周年の記念キャンペーンを始めるにあたり、新潟県旅館ホテル組合の主催によるイベントが、2024年10月31日に札幌市中央区の「ラソールガーデン札幌」で開催された。イベントでは、新潟ガストロノミーアワード特別副審査委員長で、世界的なレストランアワードである「世界のベストレストラン50」の日本支部事務局長も務める青稜中学校・高等学校(東京都品川区)学校長・青田泰明氏が、「にいがたお宿のガストロノミープロジェクトの魅力と可能性について」をテーマに講演。

 青田氏は、「その土地の気候風土が生んだ食材、習慣、歴史、伝統などによって生まれた美食を楽しむために旅をすることを、ガストロノミーツーリズムと呼んでいる。物語性が凝縮した食を楽しむ、美食の観光資源化が世界で進んでおり、日本でもようやく始まってきた。その中で、一番面白いエリアが新潟。ガストロノミーツーリズムの最前線と言っても良く、他の地域にはない経験価値が生まれている」と話した。

 イベントでは、ガストロノミーツーリズムの旅行商品も紹介され、雪室で保存された野菜など、雪国の暮らしに欠かせない発酵食材を中心に、雪国ならではの調理法で提供する古民家ホテル・六日町温泉「ryugon」のプランや麹造り体験をして、酒や発酵食品が楽しめる松之山温泉「醸す森」のプランが紹介された。

 その後、糸瓜と乳酸発酵させた、おけさ柿和えと松乃井・純米大吟醸のペアリング、佐渡沖のどぐろの炙りカルパッチョとあべ・赤田2023のペアリング、魚沼産天恵菇(てんけいこ…肉厚のキノコ)のパイ包み焼きと佐渡金山貯蔵古酒・真野鶴大吟醸BY2019とのペアリング、かんずりや発酵調味料を使用した一口チキンカレーと麹・乳酸発酵甘酒・もととのペアリング試食会が行われた。

 新潟県旅館ホテル組合の柳一成理事長は、「新潟には、酒蔵が全国一多い97蔵もあって、土地に根差した食とのペアリングが楽しめる。新潟の風土や歴史、物語を感じることができるガストロノミーをぜひ、道民の皆さまにも堪能してもらいたい」と話していた。

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