東急不動産(本社・東京都渋谷区)と東急リゾート&ステイ(同・同)は、虻田郡倶知安町で運営している「ホテルニセコアルペン」を、ホテルコンドミニアムに建て替える。建物解体のため2023年3月31日(金)で「ホテルニセコアルペン」の営業を終了、跡地にホテルコンドミニアムを建設して2026年冬に開業する予定。(写真は、「ホテルニセコアルペン」)
「ホテルニセコアルペン」は、1986年の開業。築後30数年が経過、一部客室の改修や設備更新を実施してきたが、今後のエリア価値向上を検討した結果、ホテルコンドミニアムに建て替えることを決めた。同ホテルは、ニセコ東急グラン・ヒラフスキー場にスキーイン・アウトが可能な一等地にあって、2024年冬に架け替え予定の、最新型ゴンドラの目の前に位置する。
新築予定のホテルコンドミニアムは、100室以上の規模を想定、抜群のロケーションを生かして、快適で環境に配慮した上質の滞在空間の提供を目指す。また、倶知安町が予定している、ひらふスキー場第1駐車場整備事業を含めた、リゾートコアの位置付けを担う宿泊施設として、賑わい形成の取り組みを施設計画に反映する。
倶知安ニセコ地区では、2030年度の北海道新幹線札幌延伸に向け、行政、地元企業、地域の人々と連携して世界に通用する「NISEKO」ブランドを構築するプロジェクト、「Value up NISEKO 2030」がスタートしている。東急不動産は、2022年10月に倶知安町と「スキーの町宣言50周年を契機とするオールシーズン型国際リゾート形成に関する包括連携協定」を締結。これに基づき、スマートリゾート推進のほか、スキー場の索道更新などハード面整備、ソフト施策などの取り組みを強化している。今回の「ホテルニセコアルペン」の建て替えも、「Value up NISEKO 2030」の一環。