星野リゾート(本社・長野県北佐久郡軽井沢町)は、2022年冬に温泉旅館「界ポロト」を北海道白老町にオープンさせる。今年7月にスタートしたウポポイ(民族共生象徴空間)の隣接地にあたる立地。(写真は、7月19日に開業した「ウポポイ」)

 白老町は、18年5月30日に公募型プロポーザルでポロト地区温泉施設等整備事業の事業者を、星野リゾートグループの白老ホテルマネジメントに決定した。この決定に伴い、同年6月28日に町は星野リゾートと「ポロト地区宿泊施設等整備に関するパートナーシップ協定」を締結した。この協定は、ウポポイを含めたポロト地区を一体として、集客・回遊の相乗効果をもたらす魅力ある施設整備に向けて互いに連携協力することを目的としている。

 この協定に基づいて星野リゾートは「界ポロト」を建設する。敷地面積約2691坪(約9774㎡)を利用して客室数50室規模とする。設計は、建築家の中村拓志氏で星野リゾートにとっては「界」の19番目、道内では勇払郡占冠町にある「リゾナーレトマム」、旭川市のーにある「OMO7旭川」に次いで3施設目となる。

「界ポロト」はポロト湖畔に面し、全室がレイクビュー仕様となる予定で、部屋からポロト湖畔の四季折々の景色が楽しめる。また、世界的にも珍しい植物由来のモール泉が湧出する白老温泉の日帰り入浴施設も「界ポロト」に併設して建設する予定。


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