これまで「道の駅」がなかった河東郡上士幌町に道内127駅目、十勝管内では15駅目となる道の駅「かみしほろ」(字上士幌東3線227番地1)が、6月11日(木)にオープンする。当初は5月28日が予定されていたが新型コロナウイルスの影響で開業が延期されていた。(写真は、6月11日にオープンする道の駅「かみしほろ」)

 道の駅「かみしほろ」は、北見・阿寒方面と帯広市を結ぶ国道241号線と旭川方面に向かう国道273号線が交差する地点に位置する。上士幌町は毎年8月に「北海道バルーンフェスティバル」が開催される(今年は中止)など熱気球が盛んなマチとして知られるため、名称も「四季風路(しきふうろ)バルーンの里 道の駅かみしほろ」とした。
 
 館内では、上士幌の特産品を使用したレストランやテイクアウトショップ、上士幌町でしか購入できない地場特産品の販売コーナーがあるほか、レンタサイクル、ドッグラン、子どもたちが遊べるスペースもある。また、ふるさと納税や移住定住、職業紹介も行うワンストップ窓口も設置、観光を通じた移住推進など都市と農村の交流を積極的に推進する拠点にもなる。また、無停電設備を備え発電機や仮設照明なども用意、災害時には防災拠点としての役割も持つ。敷地面積は約7236坪(2万3880㎡)で駐車場は244台分、キャンピングカーサイトは10台分。

 11日のオープン日は、イベント開催や記念切符の販売を行わず、来場客にはマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保などを呼び掛けている。運営は上士幌町の観光地域商社、「カーチ」が行う。カーチは、2018年5月に町や北海道ガス、十勝毎日新聞社の子会社CMC、北海道宝島旅行社、帯広信用金庫、十勝信用組合が出資して設立され、ナイタイ高原牧場の「ナイタイテラス」などの運営を行っている。代表取締役は北見市生まれでリクルートを経て、現在は北海道宝島旅行社観光地域づくり事業部エグゼクティブプランナーの若杉清一氏が務めている。


14人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。