鶴雅ホールディングス(本社・釧路市)の事業子会社、鶴雅観光開発(同・同)は5月1日に支笏湖温泉に「しこつ湖鶴雅別荘碧(あお)の座」を開業する。鶴雅グループ13ヵ所目の宿泊施設で支笏湖畔では「しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌」に続く2施設目。鶴雅グループのエグゼクティブクラスのホテルである「座」シリーズでは最高峰の日本旅館としている。(写真は、5月1日に開業する「しこつ湖鶴雅別荘碧の座」)
「碧の座」のデザインテーマは、支笏湖から近い千歳市に出土した「キウス周堤墓群」の縄文遺跡にちなんだ縄文文化からアイヌ文化へと続く地の物語で、縄文土器をイメージした暖炉なども設置されている。
客室は、全室から支笏湖を望め、全室に温泉露天風呂とジェットバスの内風呂を備えた全6タイプ、25室からなる。「エグゼクティブスイートヴィラ碧玉(へきぎょく)」は、広さ210~270㎡のメゾネットタイプで定員5人、「エグゼクティブヴィラ緑青(ろくしょう)」は、広さ120~140㎡でダイニングキッチンを備え定員4人、「スイートスカイリゾート紺碧(こんぺき)」は広さ120㎡で、最上階にあり支笏湖を一望できる。また、天井から日差しが注ぎ込み明るく開放感がある。
料理は、日本料理や懐石料理といった形式やルールにとらわれず北海道の旬の食材をあらゆる形で提供する。宿泊料金はじゃらんnetなどでは1泊2食で1人3万7000円(税抜き)~となっている。
支笏湖北海ホテル跡地を利用して建設した建物は、鉄筋コンクリート造4階建て、敷地面積は約1454坪(約4800㎡)、延べ床面積は約2030坪(約6700㎡)。総工費は約30億円。