駅直結の宿泊特化型ホテル「JRイン函館」、2020年春開業

観光

 JR北海道(本社・札幌市中央区)は、「JRイン函館」(函館市若松町43ー3)の建設工事を進めている。2月現在で基礎工事の段階だが、今後鉄骨を組み上げ、2020年3月末に竣工させる予定。(写真は、「JRイン函館」の建設工事。向かいがJR函館駅)

 建設場所は、JR函館駅の北側隣接地。駅改札口の裏手に当たる位置だが、ホテル竣工後は駅直結の出入り口を新たに設けることになりそう。

 JR北海道は、北海道新幹線新函館北斗開業を見越して2012年に「JRイン函館」の建設を発表したが、その後の建設費高騰を理由に15年に計画の凍結を決めていた。しかし、18年になって函館市内にインバウンド需要を取り込むためホテル建設ラッシュとなったため、18年4月に凍結を解除、同年秋から建設を始めることを決めた。運営はJR北海道ホテルズ(本社・札幌市中央区)。

 敷地面積約666坪(約2000㎡)を利用して地上11階建て、客室数210室のホテルを建設。総事業費は30億円。設計、監理は西松建設北日本支社(仙台市青葉区)、施工は西松建設札幌支店(札幌市北区)、設計協力は石本建築事務所(札幌オフィス・札幌市中央区)。
 
 JR北海道系のホテル「JRイン」は現在、札幌に2棟、旭川、帯広、千歳の各1棟の計5棟を展開中。20年春に函館がオープン、同年7月には札幌3棟目が開業して7棟体制になる。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER