社会医療法人カレスサッポロ(本部・札幌市中央区)が、4月に洞爺湖西湖畔に「ホテル プレミアム・レイクトーヤ」をオープンさせる。当初は昨年12月開業を目指していたが取得した旧施設の改修工事を増強、4ヵ月遅れでグランドオープンさせる。(写真は、洞爺湖を望む高台に建つ「ホテル プレミアム・レイクトーヤ」)
カレスサッポロは、社会医療法人として認められている異業種に積極参入、病院経営の安定化を図る多角化路線を進めている。ホテル業参入もこの一環で、洞爺湖西湖畔の洞爺湖温泉212番地に1993年に建設された旧そごう社員向けの保養施設「蒼水閣」を2017年に取得していた。
敷地面積約2万1200坪(約7万㎡)、2階建て延べ床面積約721坪(2383㎡)で、昨年夏からリニューアル工事を進めてきた。全室に源泉かけ流しの露天風呂を設置している。総支配人には、ロイトン札幌営業支配人やRoyalHotel南北海道鹿部の総支配人を務めた竹原啓二氏、総料理長には、万世閣で料理長などを務めた吉田常雄氏が就任する。おもてなしと料理にも特徴を持たせ、上質な滞在を提供する。
国内外の富裕層を呼び込むほか、カレスサッポログループの病院職員向け福利厚生施設、介護老人保健施設けあ・ばんけい、地域包括ケア拠点施設のプレミアムガーデンのサービス部門などとしても活用していく。