一般社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(略称HFMA)は、2025年3月12日、札幌市中央区の札幌ホワイトビルTKPカンファレンスセンター6階で、昨年11月に、新会長に就任した新保幸一氏と理事の意見交換会を行い、14人が参加した。新保氏は、HFMA設立以来、9代目の会長。(写真は、HFMA新会長の新保幸一氏)
新保氏は、1956年札幌市生まれ。札幌南高から北海道大学工学部建築工学科卒、同年文部省(現文部科学省)入省。2014年文科省大臣官房文教施設企画部技術参事官、2016年国立東京工業高等専門学校校長などを経て、現在は、教育施設研究所(本社・東京都中央区)顧問。文科省大臣官房文教施設企画部技術参事官を務めていた頃の2015年5月、HFMA講演会で『未来志向の学校施設づくり~学校施設のファシリティマネジメント長寿命化』をテーマに講演するなど、HFMAとの交流が続いていた。
新保氏は、「ファシリティマネジメント協会の一番の特徴は、会員の業種が多彩だということ。設備会社や設計事務所、建設会社、メンテナンス会社、コンサルタントなど、他の協会にはない多業種の会員がいるので、その強みを生かして、当協会が社会に活躍できるように頑張りたい」と挨拶した。
意見交換では、「会員各社の中で、認定ファシリティマネジャー資格を取った人たちが、協会で活躍できる場があれば良い」「公共FMと民間FMの橋渡しを担うなど協会の方向性を示してほしい」という声が出た。また、事務局から新年度事業計画の中に、認定ファシリティマネジャー資格者の委員会や、まちづくり、ゼロカーボン推進などの委員会の設置を盛り込むことが示された。