日本エスコン(東京本社・東京都港区、大阪本社・大阪市中央区)は、北広島市とのパートナー協定に基づいて2021年4月に策定した、JR北広島駅西口の「駅西口周辺エリア活性化整備計画」に基づき、B敷地5514㎡に同社の分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」を建設する。2024年2月14日、エスコンフィールド北海道内の「MUFG Co-Creation Room」で概要を発表した。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、「駅西口周辺エリア活性化事業」のフォトセッション。左からファイターズスポーツ&エンターテイメント・前澤賢取締役事業統轄本部長、日本エスコン・加藤嘉朗執行役員北海道支店支店長、北広島市・上野正三市長)
(画像は、「レ・ジェイド北海道北広島」の外観パース)

 日本エスコンは、北海道ボールパークFビレッジで「レ・ジェイド北海道ボールパーク」を分譲、完売しており、Fビレッジ近接分譲マンションとしては2棟目となる。「駅西口周辺エリア活性化整備計画」では、既に駅に近いA地区で商業施設とホテルの複合開発プロジェクトが進んでいる。今回は、A敷地の北進通を挟んだ向かい側のB敷地を利用した、分譲マンション開発プロジェクト。

「レ・ジェイド北海道北広島」の建築面積は約4374㎡、鉄筋コンクリート造の地下1階、地上14階建て、延べ床面積約2万3943㎡。スタンダード住戸133戸と80㎡~150㎡超の広さがあるプレミアム住戸64戸の計197戸で、45㎡~150㎡超までの1LDK~4LDKの間取りがある。屋上専用テラス付きの最上階住戸も用意する。

 北広島駅とA敷地の複合施設を経由して空中歩廊で結び、空中歩廊は隣接する北広公園まで繋がるようにする。マンションの外観は、北海道を感じさせるレンガ調素材を使用、格子状のルーバーを設けるなど、エリアに調和したデザインによって駅西口の新しいランドマークを目指す。空中歩廊と繋がる2階にエントランスを設け、エントランスラウンジは地域交流拠点を兼ねて利用できるようにする。また、屋外の公開空地と繋がるようにして、内外を一体的に利用できるレイアウトとし、フリーマーケットなど多人数でも対応できる空間とする。北広公園と同高さになる1階には、公園側に開放された認可保育所と生活利便施設をリーシングする。

 1階には、居住者専用の2層吹き抜けパーティールームを設置。ハイサッシによる明るく開放的な空間として、テーブル席、ソファ席を設け、オープンキッチンも配置。家族、友人のパーティーシーンにも対応できるようにする。北進通に面する地下1階には、サブエントランスを配置、送迎や荷物の積み下ろしに便利な車寄せスペースを設ける。屋上には、最上階住戸専用のテラスと、居住者全員が利用可能なパブリックテラスを設ける。また、購入者特典として、全員にエスコンフィールド北海道の入場券を3年分進呈する。

 日本エスコン開発事業部首都圏販売部首都圏企画販売1課の長嶋俊彰課長・マネージャーは、「新しい定住拠点としてFビレッジ近接のライフスタイルを求める方や札幌近郊の駅前利便性を求める方、新たな駅前の都市機能を求める家族など、多彩なニーズを想定している」としたうえで、「ホームページを公開して間もないが、既に1000件を超える問い合わせがある。東京のタワーマンション並みで反響に驚いている。道内居住者の実需購入が多いと思うが、道外の居住者も(レ・ジェイド北海道ボールパークと同じ)4割近くになる可能性もある」と話した。

 会見に同席した北広島市の上野正三市長は、「当市の人口は減少しているが、昨年開業したエスコンフィールド北海道の影響で、子育て世代の転入者が増えており、昨年は小学生が50数人増えた。地域のお祭りにも子どもたちの顔が増えてきた。住宅を求める若い人たちが増えているので、今回のプロジェクトには期待している」と話した。

 また、ファイターズスポーツ&エンターテイメント(本社・北広島市)の前澤賢取締役事業統轄本部長は、「私たちが目指しているのは、単なる開発ではなく、食住遊学などを一体化した新しいモデル。今回のプロジェクトもその一環で大いに期待している。このモデルを北海道に根づかせて、グローバルなマーケットにも斬り込んでいきたい」と述べた。

 建設着手は2024年6月、2026年10月から居住開始のスケジュールとなっている。2024年5月にモデルルームを公開して第1期分譲を開始する予定。価格について、2024年3月30日のプロジェクト発表会で公表する。


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