アークスが東京駐在を2名体制に強化、食品卸との関係強化で商品戦略機動的に

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 アークス(本社・札幌市)は、昨年後半から東京駐在を1名増員し2名体制にした。子会社のラルズから派遣に続いて今回はユニバースからの派遣。東京に本社を置く大手食品卸との関係強化によるバイインクパワーの増大や首都圏、西日本を含めて食品スーパーの情報収集を強化、M&A戦略のアンテナ基地としての役割も持たせる。
 
 アークスが東京駐在を置いたのは、2012年9月。同社のグループ会社が加盟する全国規模の商品仕入れ会社であるCGCジャパン(東京都新宿区)の事務所内に事務所を設置、活動を続けている。これまではラルズから派遣された担当者1名の体制だったが、昨年後半にユニバースから東京駐在担当を派遣、2名に増員した。
 
 同社は、北海道・北東北を拠点に292店舗を展開しているが、三菱食品や国分、日本アクセス、三井食品など全国規模の食品卸との仕入れ窓口は北海道・東北の支店からのケースが多い。ただ、こうした支店対応では仕入れ価格が割高になることもあって、食品卸の本社との関係強化は欠かせない。
 東京駐在の増員によって大手卸との接触を深め、商品戦略を迅速かつ効率的に行えるようにする。また、横山清社長は、「北日本」、「中央」、「西日本」の全国3ブロックでアークス的組織の組成を企図しており、これら地域の食品スーパーの動向を詳細に把握する情報収集拠点としてもレベルアップさせていく考えだ。

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