札幌証券取引所は6日、大発会を行い新年の取引をスタートさせた。昨年は新規上場がなかったが、今年は景気回復を受けて複数社の上場が期待されている。取引開始前には晴れ着を来た証券会社の女性従業員らも参加して三本締めや乾杯を行って取引開始を祝った。(写真は、乾杯で新年を祝った大発会)
小池善明理事長は、「今年の札証のテーマは2つ。道内企業を中心に新規上場を発掘することと個人投資家の育成に力を入れて行くこと。貯蓄から投資の流れを道内でも作り企業の成長を支えるようにしたい」と挨拶した。
唯一の地元証券会社である上光証券の松浦良一社長は、「今年は午年なので、株価と一緒にも天馬のごとく駆け上がりたい」と述べて乾杯の音頭を取った。
初日の売買高は7万5621株で売買代金は3343万6400円。前年1月4日の初日は、売買高4万3237株、売買代金は3324万950円だった。
なお、単独上場会社の単純平均株価は153円11銭で昨年末から76銭高となった。