農協系スーパー逆風続く!「ホクレンショップびえい店」62年の営業終了へ

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 ホクレン商事(本社・札幌市北区)は、2026年3月19日(木)17時で「ホクレンショップびえい店」(上川郡美瑛町中町6-32)の営業を終える。同店のオープンから62年、売り上げ好転の見込みがつかないため閉店を決めた。(写真は、「ホクレンショップびえい店」=ホクレン商事提供)

「ホクレンショップびえい店」は、JAふらの本所1階に入っているスーパー。売り場面積約200坪。1964年にJAびえいが運営する「Aコープびえい店」としてスタートしたが、1996年にホクレンと旭川管内の単位農協が出資して設立されたエーコープ旭川が運営を担うようになり、「エーコープびえい店」に店舗名を変更した。その後、2008年にホクレン商事が存続会社になってエーコープ旭川、エーコープ道東、エーコープ道央を吸収合併、ホクレン商事が運営を担うことになり、「ホクレンショップびえい店」に店舗名を変更した。

 近年は、売り上げ減少が続き、2020年9月にはダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)が「DZマート美瑛店」を「スーパーチェーンふじ美瑛店」に隣接して出店、商業施設が富良野線西側に集積するようになり、東側にある同店は、売り上げ回復の見込みが立たなくなった。このため、閉店を決めたもので、ホクレン商事が運営する上川管内の店舗は、2026年3月8日に閉店する「エーコープ春日店」(富良野市)に続いて2店舗目となる。ホクレン商事は、札幌圏の店舗展開で生み出す収益を、地方の農協系スーパーの赤字補填に使っている。人口減少により地方スーパーの赤字幅は拡大傾向で、同社のビジネスモデルも限界に近づいている。今後も地方にある農協系スーパーの閉店は、続きそうだ。

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