「カウボーイ本郷店」跡に「セブン-イレブン札幌本郷通8丁目南店」が居抜き出店へ

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 食肉卸・加工のナカノフーズ(本社・札幌市白石区)が展開していた低価格小型食品スーパー「カウボーイ本郷店」(同市同区本郷通8丁目南2-15)跡に、「セブン-イレブン札幌本郷通8丁目南店」が居抜き出店する。オープンは、2026年3月中旬が予定されている。(写真は、営業していた頃の「カウボーイ本郷店」)

「カウボーイ」は、1980年代からディスカウントスーパーとして急成長し、破竹の進撃を続け、株式上場までこぎつけたが、メインバンクだった北海道拓殖銀行の破綻の影響や競争激化、さらにリーマンショックも重なり、2010年に「トライアル」に店舗を承継して、「カウボーイ」は消えた。

 当時の「カウボーイ」創業者だった中野晃氏は、スーパーケット業界から姿を消したが、低価格小型スーパーとして「カウボーイ」の屋号を復活させたのは、2020年のコロナの渦中。食品業界が厳しい環境に陥っていたことから、中野氏は、小規模メーカーや卸に声をかけ、市場のような業態で新「カウボーイ」を誕生させた。

 店舗では、ナカノフーズが工場直販で肉を販売するほか、青果や鮮魚、惣菜、豆腐、麺、パン、乾物、菓子・珍味、お茶などの専門店が出店して、2021年8月5日に「カウボーイ北野店」(札幌市清田区)がオープン。2022年12月9日に、ナカノフーズが、以前から展開していた食品スーパー「アウトロー本郷店」を「カウボーイ本郷店」に転換、2号店として営業を始めた。

 しかし、3年を経ずに「カウボーイ本郷店」は、2025年8月31日に閉店。直接的には、店舗の賃借期間が満了したことによるものだが、「北野店」とは違う品揃えだったことや駐車場がなく、集客を増やせなかったことも理由。閉店後は、空き店舗になっていたが、今回、「セブン-イレブン札幌南郷通8丁目南店」が居抜き出店することになった。個性の「カウボーイ」から普遍の「セブン-イレブン」に、本郷通の印象も変わることになりそうだ。なお、「カウボーイ」は、「北野店」の1店舗で営業を続けている。

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