アインファーマシーズ(本社・札幌市)は11日から札幌市白石区東札幌の新本社ビルに移転、業務を開始した。新本社ビルは今年4月から建設していたもので、地上3階建て、延床面積約3300㎡。新本社の本格始動でさらなる業容拡大を推進するとともに耐震性を含むBCP(事業継続計画)を強化する。(写真は、アインファーマシーズの新本社)
新本社ビルは、同市白石区東札幌5条2丁目に立地し敷地面積は2851㎡。設計監理は日本都市設計、施工は岩田地崎建設・オオキ工務店の共同企業体。完成した新社屋はレンガを利用した外観で欧米の古くからの街並みに溶け込むような佇まい。1階は吹き抜けの空間にもなっている。受付付近には、米ルイジアナ州生まれの画家、ジョージ・ロドリーゲのブルードックとアイン薬局が描かれた絵画が架けられている。
同社は1969年8月に第一臨床検査センターとして創業。同市北区北11条西2丁目に本社を置いた。78年9月に本社を北区北24条西2丁目に移転、その後88年10月に東区東苗穂5条1丁目に本社を移していた。東苗穂の旧本社時代には株式の店頭公開(94年3月)、東証2部上場(2009年4月)、東証1部(10年4月)、札証重複上場(10年5月)を実現、24年間に亘り同社の成長を支える拠点となった。
新本社への移転でさらなる業容拡大に弾みがつきそうだ。