道弁護士連合会とサハリン州弁護士会が14日に交流20周年記念シンポ、ロシア企業進出の留意点などを議論

社会・文化

 北海道弁護士連合会とサハリン州弁護士会は、交流20周年の記念シンポジウムを14日午後1時半から札幌市中央区北1条西11丁目のロイトン札幌2階のリージェントホールで開催する。モスクワのプライスウォーターハウスクーパーズに勤務する松嶋希会弁護士がロシアの司法・弁護士制度について講演するほかサハリン州の裁判官、弁護士らによるパネルディスカッションも行う。参加費無料、定員120人。道内企業がロシアに進出するにあたって法律上の留意点なども議論される。
 
 松嶋弁護士は、2001年東京弁護士会登録。ウズベキスタンで法整備支援事業に専門家として従事し10年からプ社のモスクワ事務所日本部門に勤務。モクスワを拠点にロシア、カザフスタンなどのCIS(独立国家共同体)諸国の日系ビジネスを支援しているほか中央アジア諸国の法整備支援事業にも参加している。シンポジウムでは「日本弁護士から見たロシア等CIS諸国における司法・弁護士制度の実情」をテーマに講演する。
 
 続くパネルディスカッションは「ロシアにおける法的紛争解決~進出した日本企業が直面する問題」をテーマに松嶋弁護士のほかユジノサハリンスク仲裁裁判所のオリガ・ボヤルスカヤ裁判官、サハリン州弁護士のタンジリャ・イヴァノヴァ氏、リジャ・ロシチュキナ氏が討議する。参加費無料で誰でも参加できる。記念シンポジウムは午後4時40分まで。終了後の午後5時半からは立食形式で歓迎レセプションを実施、会費は4500円。
 
 シンポジウム参加には事前申し込みが必要。問い合わせは道弁連北方圏交流委員会副委員長の山田裕輝弁護士(☎011・261・6980/FAX011・261・6981)。メールでの問い合わせは、yamada@vanilla.ocn.ne.jpへ。

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