「ロピア」のOICグループ、年間1千人以上の採用に向けクックビズと資本業務提携

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「ロピア」などを運営するOICグループ(本社・川崎市幸区)は、飲食・フード業界に特化した人材サービスのリーディングカンパニー、クックビズ(同・大阪市北区)と2025年12月10日付で資本業務提携を締結した。(写真は、札幌市内の「ロピア」店舗)

 クックビズは、2007年の創業以来、一貫して飲食業界に特化した人材サービスを展開してきた。「ロピア」を含むOICグループは、生産から小売・外食まで、多分野にわたる事業展開を通じて、蓄積された知見と経営資源を有している。両社は、資本業務提携によって、「食」と「人」の領域で協業を推進する。OICグループでは、新卒・中途含め、年間1000人以上の採用を進めており、今後さらなる事業拡大を見据え、ますます重要となる人材採用において両社の事業基盤と経営資源、そして現場で培ってきた知恵を本格的に融合させる。OICグループの採用プロセスの高度化を図るとともに、食産業で働く人たちが、より誇りをもって活躍できる未来を創造する。

 両社が想定している展開として、①クックビズのHRサービス(ヒューマンリソース=人的資源全般に関する業務サービス)を活用したロピアの年間採用の強化②両社間での出向派遣や会議へのオブザーバー参加など人材交流③ロピアを含めOICグループ国内45社の採用支援④クックビズが取り扱う水産加工品及び惣菜などのOICグループへの供給および拡販、新商品の共同企画・開発――など。

 OICグループは、5年後の2031年度に売上高2兆円(2025年2月期は5213億円)、グループ100社(2025年11月末現在で41社)を達成して、「食のテーマパーク」を実現することを計画している。今回のクックビズとの資本業務提携は、この成長戦略を加速させるための重要な一歩としている。

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