恒志堂と白樺学園高等学校が包括連携協定

社会・文化

 有限会社恒志堂(本社・札幌市中央区)は、白樺学園高等学校(河西郡芽室町)と包括連携協定を締結した。教育、人材育成、スポーツ支援、地域活性化などを目的としており、双方の知的資源、人的資源、物的資源を生かした多面的な産学連携を推進する。(写真は、2025年11月21日に行われた恒志堂と白樺学園高等学校の包括連携協定締結式)

 恒志堂の佐藤元春社長が率いる恒志堂レーシングチームは、十勝にあるレーシング会場「十勝スピードウェイ」(河西郡更別村、FIA=国際自動車連盟=公認)での活動を通じて、十勝管内と札幌市とのネットワークを生かした活動を行っている。北海道から夢に挑戦する若者たちを応援するとともに、多くの若手アスリートを雇用、競技に挑戦しながら、社会人のビジネススキルを身に付けることができるデュアルキャリア人材の育成にも力を入れてきた。

 一方、白樺学園高等学校は、冬季五輪や世界選手権で多くのメダリストを輩出してきたスポーツの名門校で、キャリア教育やスポーツ支援、地域社会との連携を通した人材育成に力を入れてきた。今回、双方が協力して、若者の夢を後押しする教育・産業間連携を推進することを目的に、包括連携協定保締結することにした。

 具体的な連携事業として、①知的資源、人的資源および物的資源の相互活用②人材の講師派遣や現場実習での相互協力③共同で実施する交流・連携事業④情報発信・施策PR・広報連携――を掲げている。白樺学園高等学校の嶋野幸也学校長は、「生徒が競技と向き合い続けられる環境を提供できるように、双方が、多様な資源や強みを共有し合って交流を深め、地域社会の貢献に繋げたい」と話した。恒志堂の佐藤社長は、「今回の協定締結は、非常に価値の高い取り組み。白樺学園に在籍する大きな可能性を秘めた生徒の皆さんが、活躍の場を広げられるよう未来への後押しをしたい」と語った。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER