ディスカウントストアの「スーパーセンタートライアル厚別店」(札幌市厚別区厚別西4条2丁目8-7)が、リニューアルして店内の買い物環境を一新した。これまで、旧「カウボーイ」を承継した初期「トライアル」の店内環境だったが、リニューアル後は、最新の「トライアル」店舗と同様の売り場となった。
(写真は、リニューアルした「スーパーセンタートライアル厚別店」の入り口)
店内入り口から野菜・青果、デイリー、精肉と売り場が続くが、木目調の床材と明るい店内照明、商品へのスポット照明など、リニューアル前の初期「トライアル」の売り場と一新、清潔感が前面に出た売り場となっている。精肉売り場では、試食コーナーも設けられ、子ども連れの買い物客が列をつくるほど人気となっている。
惣菜売り場では、これまでトライアルグループの惣菜製造を担っていた明治屋からブランド転換した「こはく本舗」の「ロースかつ重」や「自社製おはぎ」など、こだわり惣菜が並ぶ。また、「夕方できたて惣菜」も導入して、夕方以降の惣菜需要の取り込みを図るようにした。店内焼きたてベーカリーも設け、できたてピザも投入している。冷凍食品コーナーでは、リーチイン冷ケースを両側に配置して、増える冷食ニーズに対応できるようにした。
非食品の生活用品、日用雑貨、薬、化粧品、文具・おもちゃ、ペット・園芸、カー用品、家電などの売り場も陳列方法などに工夫を加えて買い回り性を高めた。ただ、店舗の構造上、入り口がやや狭く、レジ周りの狭隘感は払しょくされておらず、課題を残した。トライアル店舗の刷新感は、買い物客にも好印象を与えているが、施設の床のゆがみなどは変わっておらず、トライアル店舗と施設全体のイメージギャップが、むしろ広がったように見える。



































