「Tマークシティホテル札幌」営業終了へ、建物解体後に再整備検討

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 東京証券取引所グロース市場に上場しているハナツアージャパン(本社・東京都港区)の連結子会社、アレグロクスTMホテルマネジメント(同・同)は、2026年3月16日(月)の予定で、「Tマークシティホテル札幌」(札幌市中央区南7条西5丁目)の営業を終了する。その後、建物を解体して、再整備の可能性について検討する。(写真は、「Tマークシティホテル札幌」)

「Tマークシティホテル札幌」は、2015年4月1日に開業した。それ以前も、ホテルとして使われてきた建物で「Tマークシティ札幌」になる直前は、「ブルーウェーブイン札幌」だった。客室数は246室、2024年12月期のホテル売上高は6億1500万円、営業利益は1億100万円(連結調整前)。今回の閉館により、アレグロクスTMホテルマネジメントが運営する札幌のホテルは、2019年12月1日に開業した「Tマークシティホテル札幌大通」(中央区南2条西7丁目)の1館になる。

 今回、閉館を決めたのは、築年数の経過に伴って建物、設備の老朽化が進行、維持管理コストの上昇や修繕費が増加しているため。また、現在の構造や仕様では、将来的な宿泊需要の取り込みや市場変化に応じた収益確保が懸念されるため。経営資源の効率的な再配分を図る目的で、このほど営業を終了して、建物を解体することにした。解体後の土地活用については未定だが、隣接地は、時間貸し駐車場として利用されており、一体的再整備の可能性もある。

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