札幌駅総合開発(本社・札幌市中央区)は、同社が運営するJRタワー(アピア・札幌ステラプレイス・JRタワー展望台T38)について、2025年12月31日を休業にすることを決めた。これによって、以前から休業日としている1月1日(元日)と合わせて、年末年始の2日間が休業となる。(写真は、JRタワー)
札幌駅総合開発が、12月31日を休業と決めたのは、取引先を含めた、全従業員の働きやすい職場環境の整備と、より質の高いサービス提供を目的としたもの。同社ではこれまで、元日を休業日としてきたが、大晦日も休業日とすることによって、取引先を含めた従業員のモチベーション向上を図り、お客の満足度向上に繋がることを期待している。なお、JRタワーに一体化している「大丸札幌店」は、元日と2日を休業日としている。
札幌駅総合開発の2025年3月期決算は、「パセオ」「エスタ」が、休業または閉館しているため、売上高は134億9200万円と、前期比10%の減収となったが、粗利益は35億円と、逆に3%上昇した。粗利率(売上総利益率)は25・9%で、前期よりも3・4ポイント上昇。これによって、減収でも営業利益、経常利益、純利益は、いずれも前期を上回った。