ミニスーパーなどの全国ボランタリーチェーンの本部として事業展開している全日本食品(本社・東京都足立区)は、10月25日に「スーパーエース23条店」(札幌市北区北23条西5丁目)をオープンする。全日食は昨年道内のボランタリーチェーンだったHGCと札幌市内で食品スーパーを展開する「スーパーエース」を買収したが、今回、居抜きで新店舗を出すことになった。(写真左は「スーパーエース23条店」の居抜き出店場所。写真右は隣接するビル1階にある生鮮中央市場)
出店場所は北23条西5丁目の第一ビル1階。以前は、アインファーマシーズのドラッグストア「アインズ北24条店」が営業していた場所で、ここに全日食が直営の食品スーパー「スーパーエース23条店」を出店する。店舗面積は約250㎡。
隣接するフラワービル1階には50年以上の歴史を持つ生鮮中央市場があり、昔ながら八百屋や魚屋、乾物屋、花屋など10軒足らずが狭い通路挟んで営業している。「スーパーエース23条店」は、この市場と競合することになるが「一番のネックは駐車場がないこと。それほど影響はないと思う」と同市場の商店主。
札幌市営地下鉄南北線の北24条駅周辺には、イオン北海道のコンビニ型食品スーパー「まいばすけっと」2店舗(北23条西5丁目店、北23条西3丁目店)が4月と9月にオープンするなど駅ソバを狙って小型店が積極出店している。
全日食は9月に地下鉄東西線東札幌駅に直結したビル地下に小型店を出店しており、今度は中型の「スーパーエース」業態で駅ソバを狙うことになった。
なお、全日食直営の「スーパーエース」は現在、「屯田店」(札幌市北区屯田5条3丁目)、「美香保店」(東区北18条東8丁目)、「北30条店」(東区北30条東8丁目)の3店舗。