イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、「マックスバリュ稲田店」(帯広市西5条南35丁目2-26)をスクラップ&ビルドする。このため、2026年2月28日で一旦営業を終了、2028年春頃に、建て替え新店舗をオープンさせる予定。(写真は、「マックスバリュ稲田店」=2016年3月18日のオープン時)
「マックスバリュ稲田店」は、1977年10月に、スーパーマーケット「SC稲田店」として開店、1988年にいちまる(本社・帯広市)が「プラザ。いちまる」として運営を開始、2015年10月に、旧マックスバリュ北海道(現イオン北海道)が、いちまるの店舗事業を承継した。当初は、店舗名を継続したが、2016年3月18日、「プラザ・いちまる」は、十勝圏初の「マックスバリュ」として「稲田店」の営業を開始した。
今回、店舗老朽化や多様化する買い物客のニーズに対応するため、一旦営業を終了することにした。閉店後は、既存建物の解体を経て、新店舗を建設する。今後のスケジュールや店舗業態などは、決定次第明らかにする。敷地面積は約2878坪(約9500㎡)、延べ床面積は約1696坪(約5600㎡)、駐車台数は約300台、従業員数は約70人。
旧マックスバリュ北海道は、いちまる14店舗を承継したが、順次閉店を重ねて、現在は、6店舗を展開。「マックスバリュ」は、「稲田店」と「中札内店」(河西郡中札内村)、「池田店」(中川郡池田町)、「ザ・ビッグ」は、「イーストモール店」(帯広市)、「ザ・ビッグエクスプレス」は、「春駒通店」と「西陵店」(いずれも帯広市)。2022年11月18日には、「マックスバリュ音更店」(河東郡音更町)を新設出店している。
閉店する「マックスバリュ稲田店」の近隣には、イトーヨーカドー帯広店を承継した「ダイイチ稲田店」が、2024年9月27日に営業を開始、競争環境が変化している。イオン北海道は、札幌圏以外では、一つの市に「マックスバリュ」と「ザ・ビッグ」を併存させないワンブランド化を行っており、釧路市4店舗、旭川市4店舗は、いずれも「ザ・ビッグ」のワンブランド。「稲田店」も「ザ・ビッグ」業態で新設になれば、帯広市4店舗もオール「ザ・ビッグ」体制になる。