北雄ラッキー第2位株主・横山清氏(アークス会長)の所有株式数が変化していた!!

流通

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)大株主の所有株式数に微妙な変化が生じている。第2位株主の横山清氏(アークス会長)が、わずかだが、所有株式数を増やしている。横山氏が北雄ラッキーの大株主になって7年、動かなかった所有株式数が動き出した。(写真は、北雄ラッキーの店舗屋上にある塔屋看板)

 アークス会長の横山清氏が、個人で北雄ラッキーの大株主になったのは、2018年2月期。北雄ラッキーの第2位株主だった個人から所有全株式を取得したもので、所有株式数35万株、発行済み株式総数に対する所有株式数の割合は5・53%と、第2位株主に躍り出た。その個人は、1982年5月に北雄ラッキーが誕生した際の合併相手先、まるせん創業者の子息で北雄ラッキーでは、取締役も務めていた。

 横山氏は、北雄ラッキー創業者で名誉会長の桐生泰夫氏に次ぐ第2位株主になったが、2019年2月期に同社は、株式併合を行うとともに、創業家の資産管理会社、桐生興産が2万9000株、所有比率22・96%を持つ筆頭株主となった。横山氏の所有株式数は7万株になったが、所有比率5・53%は変わらず、第2位株主の順位は変わらなかった。以降5年間、大株主10位の所有株式数に若干の変動はあったが、桐生興産29万株、横山氏7万株、北洋銀行6万2000株の所有株式数は変わらず、順位も同じだった。

 2025年2月期になると、横山氏は3000株を増やして、所有株式数は7万3000株になり、所有比率も5・53%から5・83%になった。この期の大株主10位までで、所有株式数に変動があったのは、まるせん商事の1000株減、まるせん創業者親族の個人1000株減で、横山氏の3000株の増加は目立つ変化だった。横山氏は7年間、北雄ラッキーの株式保有数を変えていなかったが、微妙な変化は、北雄ラッキーに向き合うスタンスの変化かもしれない。ダイイチ(本社・帯広市)の2025年9月期の半期報告書で、横山氏がダイイチの株式を14万4000株所有(所有比率は1・28%)していることも分かっている。大株主の10番目で、個人としては現社長、元社長親族に次ぐ3番目となっている。2社の大株主になっている横山氏が思うところは何なのか、ご本人以外は誰も行き先は分かっていない。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER