家具・インテリア用品のニトリ(札幌本社・札幌市北区、東京本社・東京都北区)は、2026年1月に、「ニトリ網走店」(網走市つくしケ丘4丁目2-1)の家具売り場を増床オープンする。(写真は、2025年5月30日にオープンした「ニトリ網走店」)
「ニトリ網走店」は、ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)で展開していた「テックランド網走店」の店舗跡に、2025年5月30日オープンした店舗。ヤマダデンキは、小型店展開の一環として、2011年に「テックランド網走店」をオープンさせた。しかし、2024年9月末に、網走市内の店舗再配置のため同店を閉店。空き店舗になっていたヤマダデンキグループの「ベスト電器網走店」跡に、同年10月、「テックランドNew網走店」(駒場北5丁目83-1)をオープンさせた。玉つきのように空き店舗になっていたところに、ニトリが、地方展開強化の一環として、居抜き出店した。
ニトリは、オホーツク管内で「北見店」(北見市)を出店しており、「網走店」は、同管内2店舗目になった。売り場面積は約450坪と、「ニトリ」の店舗としては、小型の部類に入る。大型家具からインテリア用品、家電までが揃っているが、オープンから1ヵ月で、家具売り場を拡充するために増床を決めた。
「ニトリ」は、店舗の新設による出店を基本にしてきたが、「網走店」は、小型家電量販店跡への居抜き出店。このため、バックヤードを含めてスペースが限られるため、商品の絞り込みが必要となる。オープンから1ヵ月足らずでの売り場の拡縮は、ニトリの機敏なマーケティング戦略の一環と言えそう。