北雄ラッキー(本社・札幌市)の倶知安店(南2条西1丁目)の建設工事がスタートした。昨年末の大規模小売店舗立地法による新設店舗届出では今年8月にオープンする予定だったが、設計変更や建築確認審査の遅れで9月に入ってようやく着工にこぎつけた。店舗予定地では杭打機が入り、秋の羊蹄山をバックに作業が進み始めた。(写真は、杭打機による建設工事に入った北雄ラッキー倶知安店=2013年9月19日午後撮影)
店舗の設置者は大雪閣(倶知安町)。もともとは長崎屋倶知安店が営業していた場所で、長崎屋の跡に住友石炭鉱業系の「JOY」が居抜き出店。その後マックスバリュ北海道がJOYを合併して店舗を運営していたが、老朽化が激しく賃貸契約期間の満了もあって昨年夏に閉店していた。
その後、大雪閣は店舗を解体し北雄ラッキーと賃借契約を交わし、石山組を建設業者に指名して建設準備に入っていた。
店舗面積は960坪程度で、食品フロア500坪、衣料コーナー150坪、100円ショップが100坪という構成。北雄ラッキーにとっては、岩内店(岩内町)以来、5年ぶり新規出店となる。
建物設置者の大雪閣が道に大店立地法届出を行った昨年12月には新設日を今年の8月11日としていたが、設計変更や建築確認審査の要件である構造計算適格性審査(適判)の遅れなどが重なって建築確認が下りたのは8月に入ってから。
新設日を10月以降にずらすなどして歳末商戦に間に合うようにスケジュールを練り直したものの年内オープンも難しくなっている。
このため、北雄ラッキーでは今2月期でのオープンを断念し来期に入ってからオープンさせる意向のようだ。倶知安店の新設がずれ込むことによる業績の影響はないという。