不動産業のサラサグループ、大谷地流通センターの物流施設を取得

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 不動産業サラサ(本社・札幌市中央区)のグループ会社、イコヨ(同・同)は、札幌市白石区流通センター1丁目7-54、40の「札幌白石配送センター」の信託受益権を取得した。取得額は、7億円強とみられる。サラサグループは、飲食店ビルや店舗などを所有、賃貸しているが、物流施設の賃貸事業にも積極的に乗り出す。(写真は、イコヨが取得した「札幌白石配送センター」)

 イコヨが取得した「札幌白石配送センター」は現在、大手物流会社の北海道子会社が、配送拠点兼事務所として利用している。同センターの敷地面積は、約1502坪(4985・35㎡)。建物の1階はトラックバースで、4階建てボックス型の保管型物流施設。1号棟と2号棟の延べ床面積は、約3388坪(1万1181・15㎡)。竣工は、1973年7月と9月で、いずれも築52年が経過している。

 信託受益権の前所有者は、KDX不動産投資法人(本社・東京都千代田区)。イコヨは、2025年4月末に同法人から取得した。「札幌白石配送センター」は、札幌都市圏の中で物流施設の立地ポテンシャルが高い流通センター地区に位置している。直近10年間で、この地区には、新たな物流施設が開発されていないため、物流施設の潜在需要は、高いとみられいる。

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