コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、週に1回、注文品を定期配送する宅配トドックの魅力をSNSなどで発信してもらう「宅配トドック公式アンバサダー」を導入した。札幌市内では、10人のインフルエンサーなどを任命、2025年5月20日、コープさっぽろ発寒本部で任命式が行われた。(写真は、第1回「宅配トドック公式アンバサダー」任命式)
宅配トドックは現在、48万人の組合員が利用している。ネットスーパーと違って、週1回の定期配送のため、計画的な買い物需要に対応でき、高齢者の見守りや買い物困難者の支援など、地域が抱える課題を解決に導く一助として機能している。こうした業務面の役割の一方で、マスコットキャラクター、トドックの愛らしさや特徴的な商品から、トドックファンも多く、今回、熱心なトドックファンたちの申し入れから、「宅配トドック公式アンバサダー」が導入された。
初回の今回は、札幌市、旭川市、函館市、帯広市の4市で募集、全体で363人の応募があり、コープさっぽろ担当者による面接を経て、札幌市10人のほか、計17人が選ばれた。コープさっぽろ発寒本部で行われた任命式には7人が参加、コープさっぽろ宅配事業本部の豊田真人・執行役員本部長から任命賞、宅配トドックブランドアドバイザーを務めることになったフリーアナウンサーの佐藤麻美さんから特製のバッジが、それぞれ贈呈された。
豊田本部長は、「最初は、本当に応募者がいるのかと不安だったが、363人もの応募があり、宅配トドックの期待値が高いことをあらためて認識した。コープさっぽろは、今年で60周年を迎え、宅配トドックでは、若年層など新たな顧客獲得が課題になっている」と話し、公式アンバサダーたちの情報発信に期待感を示した。佐藤さんは、「私は以前、HTB『おにぎりあたためますか』で部長と呼ばれていたので、今回も部長になったような気持ちで、沢山の魅力を伝えるとともに、全道のトドックアンバサダーの皆さんたちとトドック向けの商品開発もしてみたい」と話した。
公式アンバサダーの1人で、ブログ『トドックマニア』を運営している遠藤みはるさんは、「トドックは、便利さと商品の面白さが魅力。私自身は、カタログを見るのも好きだし、ネットスーパーとは違う奥深さがある」と熱く語った。