関東、北陸、北海道で約70店舗の「業務スーパー」をFC（フランチャイズ）展開している良知経営（本社・川崎市宮前区）は、2025年5月末に「業務スーパー滝川店」（滝川市）、同年6月末に「業務スーパー狸小路2丁目店」（札幌市中央区）をオープンさせる。いずれも、自己破産した別の運営会社が展開していた店舗で、2024年8月の休業から10～11ヵ月ぶりに再開する。
（写真は、営業していた頃の「業務スーパー滝川店」）
昨年、自己破産した運営会社はケヒコ（本社・横浜市神奈川区）。同社は、神戸物産（同・兵庫県加古川市）のフランチャイジー（加盟店）として「業務スーパー」を道内で7店舗展開していた。自己破産により2024年8月から「すすきの狸小路店」（札幌市中央区）、「苫小牧店」（苫小牧市）、「旭神店」（旭川市）、「岩見沢店」（岩見沢市）、「苫小牧東店」（苫小牧市）、「滝川店」（滝川市）、「室蘭店」（室蘭市）の7店舗が閉店。
良知経営は、道内で、「伏古店」（札幌市東区）、「新発寒店」（同市手稲区）、「苫小牧西店」（苫小牧市）、「静内店」（日高郡新ひだか町）を展開しているが、ケヒコ運営店舗のうち、「すすきの狸小路店」「滝川店」「室蘭店」を承継することを決め、2025年3月13日に、「室蘭店」をオープンさせた。今回はそれに続くもので、同年5月末に「滝川店」、6月末には「すすきの狸小路店」を「狸小路2丁目店」に店舗名を変えて、それぞれオープンさせる。これによって、良知経営が展開する道内の「業務スーパー」は、7店舗に増える。
ケヒコが運営していた7店舗のうち、3店舗は、「業務スーパー」として再開するが、「岩見沢店」は、ダイゼン（本社・上川郡鷹栖町）が「DZマート岩見沢5条店」として2025年4月25日にオープンさせ、「苫小牧東店」は、セカンドストリート（同・名古屋市中区）が「セカンドストリート苫小牧東店」として、同年5月下旬にオープンさせる。「苫小牧店」「旭神店」は、承継先が決まっていない。
