新和グループ主催で札医大附属病院ロビーコンサート、札饗メンバーが弦楽四重奏で入院患者に癒しの40分

社会・文化

IMG_8617IMG_8629 道内パチンコ大手の新和グループ(本社・札幌市)の主催による第3回札幌医科大学付属病院ロビーコンサートが9日午後6時45分から開催された。札幌交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏が1階ロビーに響き渡り、入院患者や地域住民、病院関係者など約100人が40分間の演奏に聴き入った。新井修新和グループ社長は「来年もこのコンサートを行うことを約束します」と宣言していた。(写真左は札医大付属病院ロビーで行われた札響メンバーによるロビーコンサート。写真右はコンサート終了後の記念撮影日=後列左は島本和明札医大学長、後列右は新井修新和グループ社長)
 
 新和グループは、札医大に車椅子や患者搬送用のストレッチャーを寄付するなど社会貢献事業を進めている。附属病院のロビーを利用した札響のコンザートは2年前に始まり今回が3回目。
 
 挨拶した新井社長は、「当社は1951年の創業以来、多くの社会貢献事業をしているが、このロビーコンサートほど喜んでいただけるものはない」語り、これまで2回のコンサートを聴いた入院患者からお礼の手紙を貰ったことを紹介。「私も最近、体調不良で2回ほど入院したが何もすることがなく退屈だった。入院して初めて患者さんの気持ちが理解できたが、こうしたコンサートが励みになれば嬉しい」と述べた。
 
 コンサートは札響メンバー4人が務め、第1ヴァイオリンの岡部亜希子さん、第2ヴァインオリンの冨田麻衣子さん、ヴィオラの仁木彩子さん、チェロの廣狩理栄さんがモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やモリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」より廃墟の中でなど5曲を披露した。演奏終了後には拍手が鳴りやまず、メンバーたちは「見上げてごらん夜の星を」をアンコール演奏していた。

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