北洋銀行は5日、東京都豊島区「池袋サンシャインシティ」で30周年目を迎える道産食品商談会「インフォメーションバザールinTokyo2013」をスタートした。首都圏で道産食品の販路を見つけようと道内食品メーカー173の企業・団体が出品し首都圏の卸・小売業者に売り込む。バザールは6日も行われ、7日には初の取り組みとして北海道と南九州から140社・団体による一般向けの「食の大物産展」も開催する。(写真左はインフォメーションバザールの開会式で挨拶する北洋銀行石井純二頭取。写真右は会場を視察する石井頭取=中央)
北洋銀行は相互銀行の時代から食の商談会を実施しており、30年間も地方銀行がビジネスマッチングに継続して取り組んでいるのは珍しい。今回は、2015年度に函館開業を控えて北海道新幹線をアピールする目的もあって、提携している青森銀行とともに「青函コーナー」を設け、道南と青森県の食材や観光資源を紹介する取り組みも行っている。
また、道内各地の観光関連団体がそれぞれの地域の魅力を旅行会社などに紹介する観光ビジネスマッチングも実施している。
さらに30周年の節目としてこれまで業者同士の「BtoB(ビジネス・トゥー・ビジネス)」商談会から一歩踏み出し、一般客を対象にした「BtoC(ビジネス・トゥー・コンシュマー)」食の物産展を7日に開催する。道内から80社、南九州から60社の合計140社・団体が地域の特産品を販売するほか、ペア航空券があたる抽選会、北海道と鹿児島のゆるキャラとのじゃんけん大会なども行われる。