ニトリ・レディスはアン・ソンジュ（韓国）が大会２連覇、ツアー史上初の２週連続優勝、似鳥大会会長「偉業達成おめでとう」

　８月３０日から苫小牧市の桂ゴルフ倶楽部で開催されていた第４回ニトリ・レディスゴルフトーナメントは１日最終日を迎え、通算１１アンダーのトータルスコア２０５でアン・ソンジュ（韓国）が大会２連覇と２週連続優勝の快挙を果たした。アンは、大会会長の似鳥昭雄ニトリホールディングス社長から優勝トロフィーを手渡され、「３１日が２６歳の誕生日だったのですごく満足」と笑みを浮かべていた。（写真は似鳥昭雄大会会長から優勝トロフィーを受け取ったアン・ソンジュ）
　
　今回のニトリレディスは、連日雨と風というコンディション。最終日の１日こそ時折晴れ間が見えたが、それでも霧雨が続く悪条件の中で行われた３日間だった。
　
　前日まで２位だったアンは、「ドライバーが左右に曲がり心配だった」と言い、最終日は「自信を持っていけば良いと自分に言い聞かせてあまり考えずに打った。ショットもパットも決まり、それが良かったのだろう。ボギーがなかったのも嬉しい」と逆転優勝を果たした勝因を分析する。
　
　女子プロツアーで２週連続優勝は史上初で４回目を迎えたニトリレディスの２連覇も初。
　
　１８番ホールで行われた表彰式では似鳥大会会長からアンに優勝記念のブレザーを送られたほか優勝トロフィーと賞金１８００万円の目録が手渡された。似鳥会長は、「昨年に引き続いての優勝おめでとうございます。また、連日の雨と強風の中、観戦していただいたギャラリーの方々にも感謝します」と語った。
　
　表彰式の後、大会の運営を支えたボランティアを交えてアンや似鳥会長らが記念撮影、「来年、また会いましょう」と似鳥会長がボランティアに労いの言葉をかけていた。