北の達人コーポレーションが11月から子会社でオーダーメード化粧品の販売開始、一人ひとりの肌の状態にあった美容液など

経済総合

 札幌証券取引所に上場している北の達人コーポレーション(本社・札幌市)は、11月から子会社のオーダーコスメジャパンでオーダーメードの化粧品販売を始める。北の達人は、今年6月に化粧品会社を買収して子会社化しており、具体的に事業を始めることで連結利益を増やす考え。
 
 100%子会社のオーダーコスメジャパンでは、11月から一人ひとりの女性に合わせた化粧品を製造しインターネットを通じて販売する。ネット上で肌の状態や年齢、シミやタルミなど悩んでいる状況をアンケート形式で問い、各人の状態にあった美容液などを作って販売する。
 
 北の達人は、今年6月に既存の化粧品会社を買収し、資本金1000万円で「オーダーコスメジャパン」を設立、社長は北の達人の木下勝寿氏が兼務している。
 
 北の達人は、道産ビートから抽出したオリゴ糖をベースに便秘に良い「カイテキオリゴ」や「みんなの肌潤糖」など道産素材を使った主要7品目のインターネット販売で年商約14億円、経常利益約2億7000万円(いずれも2013年2月期)を計上している。
 
 7品目の多くは定期購入者によって安定的な売上げがある。子会社で取り組むオーダーメード化粧品でも顧客との結びつきを強め一人一人の満足度を高め収益にも結び付けていく。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER