調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(本社・札幌市)が、札幌市白石区東札幌で進めている新本社ビル建設工事が終盤に差し掛かっている。8月11日現在で、建物の外観がほぼ姿を現しており10月末竣工に向けて最後の仕上げに入る。年内に現在の東区東苗穂にある本社機能を全面移転する。(写真は建設が進むアインファーマシーズの新本社ビルとその完成予想図)
新本社ビルは、札幌市白石区東札幌5条2丁目に立地し敷地面積は2851㎡。地上3階、延べ床面積約3300㎡の規模になる。設計監理は日本都市設計。施工は岩田地崎建設・オオキ工務店の共同企業体。
同社は1969年8月に第一臨床検査センターとして設立され、札幌市北区北11条西2丁目に本社を置いてスタート。78年9月に本社を北区北24条西2丁目に移転、88年10月には現在の東区東苗穂5条1丁目に本社を移している。
98年11月にアインファーマシーズに社名変更した。現本社を建設してから既に24年になり、業容拡大に伴って手狭になってきたことから新本社ビルを建設することにした。
また、同社は昨年8月から新ロゴマークを取り入れCI(コーポレートアイデンティティ)を再構築、顧客満足度を重視して新しい事業に挑戦していく方針を決定しており、新本社ビルは新しく生まれ変わるアインファーマシーズを象徴するプロジェクトでもある。
同社では新本社完成に伴って年内にも現本社から全面移転、空き状態になる現本社事務所ビルの活用策は未定としているが、自社の研修センターとして利用も検討する。