「西友」の道内9店舗を承継したイオン北海道(本社・札幌市白石区)は2024年11月30日、「イオン札幌厚別店」(同市厚別区厚別西4条6丁目700-126)をオープンさせた。同日に承継オープンした「ザ・ビッグ福住店」(同市豊平区)を含め、承継店舗中、6店舗が営業を開始した。(写真は、「ドン・キホーテ」と異色の組み合わでオープンした「イオン札幌厚別店」)
「西友厚別店」の閉店から2ヵ月、近隣住民は、再開を待ちわびた。この日は、2ヵ所の出入り口に買い物客が並び、開店を待った。8時55分、予定よりも5分早くお客を呼び入れた。店内は、西友の時よりも照明が明るくなり、品揃えも大幅に増えた。
(写真は、1階「イオン札幌厚別店」の売り場)
「イオン札幌厚別店」の業態は、スーパーマーケット(SM)。「西友宮の沢店」を承継した「マックスバリュ宮の沢店」(札幌市西区)とは屋号は違うが、同じ業態。売り場面積は約950坪、総合スーパー(GMS)である「イオン」の食品売り場のMD(販売政策)を導入している。通路幅を広く取り、生鮮食品やグロサリー商品の品揃えが大幅に増えた。レジは、スマートフォン決済ができる、iイオンも使えるフルセルフレジが16台、セミセルフレジが8台、従業員数は約120人。
(写真は、店内の様子※許可を受けて撮影しています)
大谷靖店長(旧西友厚別店店長)は、「西友の頃から生鮮食品の鮮度チェックを徹底してお客さまからお褒めの言葉をいただいていたので、継続して鮮度をアピールしたい。地域の『イオン』として、取り揃えも充実させていきたい」と話した。
テナントには、「西友」当時から入っていた「ドン・キホーテ」のほか、「Seria」、「はるやま」、「Asbee Fam」などがある。「西友」と「ドンキ」の組み合わせは、全国で数ヵ所あるが、「イオン」と「ドンキ」が一つの館の中で営業するのは珍しい。