解体工事進む明治安田生命札幌大通ビル、地上14階建て延床面積8300㎡の新ビル建設に年末着工

経済総合

 札幌の大通公園に面した明治安田生命札幌大通ビルの解体工事が進んでいるが、解体後の今年12月から新ビル建設工事に入る。新ビルはオフィス賃貸や一部商業施設の入るビルになる模様で地下1階、地上14階。完成は2年後の2015年春になりそうだ。(写真は、解体が進む明治安田生命札幌大通ビル)
 
 解体工事が進んでいる明治安田生命札幌大通ビルは、駅前通と大通が交差する四つ角の南東側の隅にあるビル。数年前から建て替え構想が進められ、ほぼ2年間はテナントが入っていない空室の幽霊ビル状態だった。
 
 解体工事に入ったのは今春から。地上13階のビルは既に3分の1程度の高さまで解体が進んでいる。
 
 新ビルは、解体が進む敷地にプラスして東側隣接地も加えトータルの敷地面積は712㎡と広がる。ここに、地下1階、地上14階建てのオフィスビル建設が今年12月から始まる。延べ床面積は約8278㎡で高さは約60m。設計は日本設計(東京都新宿区)、施工は大成建設札幌支店。
 
 大通と駅前通が交差する四つ角は“札幌の顔”とも言えるゾーン。既に3年前には商業施設を低層階に配置した北洋大通センターが竣工しているほか、今年6月には石屋製菓と秋田銀行が共同で建設した札幌大通西4ビルもオープンしている。
 
 これら2つのビルは、共に金融機関が所有者の一角を占めているが、低層階や地下の札幌駅前地下歩行空間と面するフロアに商業施設を集積して賑わいを創りだす役割も果たしている。新ビル建設に入る明治安田生命札幌大通ビルも同様のスタイルになる模様だ。

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